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引越しのミステリーは現代の都会のミステリー

私の友人は以前、引越し会社に勤めていて、あちこちの現場で現場責任者のような立場で働いていました。 そんな友人が引越し業務をしている中で、よく不思議に思うことがあったそうです。 最後に、その友人がとても不思議に思っていたという話をしたいと思います。 私の友人が不思議に思ったことというのは「家具が玄関から出せないほど大きい」ということです。 もちろん、私の友人は長い間引越し屋さんで働いていますから、ぱっと見れば「個の家具は(細かく)ばらせるな」ということが分かるそうです。 細かくばらせば、出入り口から搬出するのは簡単なのですが、細かく出来ない家具なのに、玄関から出すことが出来ないことをとても不思議に思っていました。 入口から搬入出来ないものが、なぜ家の中にあるのか。 私の友人はクレーンで吊って窓から運び出すということをなんかいかしたらしいのですが、そのお客さんのほとんどは「玄関から運びこんだ」というそうです。 玄関から運びこんだのであれば、玄関から運び出せないはずはないのに、なぜ? 「家具が家の中で成長したとしか思えない」 友人はそう言っていたのですが、引越し業者の多くは、こうしたミステリーにぶち当たるのだそうです。 また、なんとかギリギリ出せそうで出せないという家具については、角度によっては出せたりするので、そういったことを考えるのが楽しいと言っていました。 まるで知恵の輪をやっている気分なのだそうです。 知恵の輪と違うのは、阿多菜だけでなく体力も必要だということでしょうか。 玄関から搬出できない荷物に関しては、窓からクレーンで吊って運び出すということをしなければならないのですが、クレーンで吊る作業は別途料金が発生します。 ですが、追加料金を支払いたくないお客さんは「玄関から運びこんだから、玄関から出せるはず」の一点張り。 お客さんが嘘をついているのか何なのか…。 友人は「これぞ都会のミステリー」なんて言って笑っていました。

引越しのミステリー|引越しをナナメに考える



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